WordPress wp-cron.phpを無効にするメリットとデメリット
WordPressのconfigファイル(wp-config.php)でwp-cron.phpを無効にするには、以下のように設定を追加します。
php
define('DISABLE_WP_CRON', true);
この設定を追加することで、WordPressはwp-cron.phpを自動的に実行しなくなります。代わりに、cronジョブなどを設定して、定期的なタスクを実行する必要があります。
以下に、この設定のメリットを説明します。
- サーバーリソースの節約：
wp-cron.phpはWordPressが実行されるたびに呼び出され、定期的なタスクを実行するためにサーバーリソースを消費します。しかし、DISABLE_WP_CRONをtrueに設定することで、サーバーリソースの消費を削減できます。 - タスクの実行時間の正確性：
wp-cron.phpはWordPressのアクセスに依存して実行されます。つまり、WordPressにアクセスすることでタスクを実行するため、アクセスがない場合はタスクが実行されません。しかし、DISABLE_WP_CRONをtrueに設定することで、WordPressの外部のタスクスケジューラでwp-cron.phpを実行し、タスクの実行時間を正確に設定できます。 - セキュリティ：
wp-cron.phpは、誰でもアクセスできるため、外部から攻撃を受ける可能性があります。しかし、DISABLE_WP_CRONをtrueに設定することで、外部からの攻撃を回避できます。
総じて、define('DISABLE_WP_CRON', 'true');設定は、WordPressのタスクスケジューリングにおいて、サーバーリソースの節約やタスクの実行時間の正確性の向上、セキュリティの強化などのメリットがあります。
また、デメリットには、以下のようなものがあります。
- 定期的なタスクが実行されなくなる：
DISABLE_WP_CRONをtrueに設定すると、WordPressの内部タスクスケジューラであるwp-cron.phpが無効になります。そのため、定期的なタスクが実行されなくなる可能性があります。例えば、自動更新プラグインのチェック、スケジュールされた投稿の公開などのタスクが実行されなくなります。
しかし、これらのデメリットを回避するために外部のタスクスケジューラを使用することで、タスクの実行時間の正確性やセキュリティの向上などのメリットを享受することができます。
